*Zephyrs*

観に行く舞台、気になったニュースをまとめるだけ

【川島鈴遥】PICK UP ACTRESS

イメージ 1
ウツボカズラの夢」に出演中
家族に反抗的な女子高生役


――4月から高校生になって、中学時代と変わったところはありますか?

「自分で変わったとは思わないんですけど、周りからはよく『大人っぽくなった』と言われます。見た目ですかね?」。

――それは今回のHUSTLE PRESSの1年ぶりの撮影でも感じました。内面的にはどうですか?

「まだ子どもだと思うところはありますけど、中学生の頃より怒らなくなったかな? 反抗期が収まってきたのか(笑)、そこまでムカつくこともなく、やさしい気持ちでいられます」。

――1年前の取材では、お母さんに「部屋を片付けなさい」とか言われてケンカに……という話がありました。

「ケンカしてましたね(笑)。今も怒られますけど、言い合いにはなりません。すぐ素直に『ごめんなさい』と謝って、片付けたりします。『ウツボカズラの夢』で演じている美緒とは違いますね(笑)」。

――高校生活では、もう楽しいことはありました?

「周りが恋愛をし始めて、彼氏が結構できているので、そういう話を聞くのが楽しくて、ちょっとうらやましいですね(笑)。放課後に2人で一緒に帰ったりするのに憧れます」。

――中学のときは合唱部だったそうですが・・・・。

「高校でも続けてます。今はコンクールの練習に入っていて、難しい曲を歌うので団結力が必要だなと思ってます。日本語でも英語でもない言葉で、ちゃんとハモれたらきれいになるんです」。

――仕事と学業の両立だけでも大変でしょうけど、そのうえに部活まで。

「頑張ってます。あまり練習に出られてなくて、コンクールに参加できるか・・・・というところだったんですけど、友だちや顧問の先生がピアノの伴奏を録音して送ってくれたので、家で自主練をしてます」。

――部活も一生懸命なんですね。よく「JKは無敵」と言われますが、街を制服で歩いていたりすると、それは体感します?

「感じないです(笑)。確かに自分でも中学の頃は、高校生になるのが楽しみでした。“花のJK”と言われていたので、放課後はいつも帰りにどこかに寄って遊んでたり、休みの日も“青春”みたいな感じかと思っていたんです。そしたらテストの教科が多すぎて、遊ぶより勉強ばかりしている感じです(笑)」。

――「ウツボカズラの夢」の鹿島田美緒も高1で、中学までは真面目だったのが、高校生になってから自分の部屋にカギをかけて家族とも関わらないように……という設定。なぜそうなったのか、考えました?

「3ヵ月も彼氏が部屋にいたのに家族が誰も気づかなくて、寂しさから変わってしまったのかなと思いました」。

――「みんな私に関心ない」という台詞もありましたね。幼なじみの知也(前田旺志郎)と話しているときは、家族の前と違って明るい感じでした。

「知也は自然に何でも話せる相手なんだと思います。幼なじみからずっと友だちの2人にしかわからない絆があるというか・・・・」。

――そんな美緒は本当のところ、どんな女の子だと捉えました?

「普段は生意気ですけど、反抗的にしゃべっていても、本心に気づいてほしい気持ちもあるように感じました。お母さんが頼りないというかフワフワしているので、美緒は中学生の頃から『自分がしっかりしなきゃ』と考えていたと思うんです。そしたら、お母さんに『美緒はしっかりしているから大丈夫』という印象を持たれてしまって・・・・。『本当はそんなにしっかりしてないのに……』って、甘えたい気持ちがあるように思います」。

――強がっているところがあるんですかね?

「そうですね。本当は弱い子なのかな? そういうところを表情で表現できたらと思います。生意気な役はあまりやったことがなかったので、不安な部分はありました。でも本当に生意気なわけではなくて、今言ったような弱さがあるので、そこは普段の自分で行けるかと思いました」。

――態度と裏腹な本心を特に意識したのは、どの辺のシーンですか?

「普通にごはんを食べているときですかね。寂しさが怒りに変わって、居候の未芙由を睨んだりしていたんだと思います。たぶん未芙由を自分より弱いと思って見下していて、なのにお母さんに必要とされているうらやましさもあって・・・・。知也に『お母さんは重宝がってるみたいだけど、私は特に興味ない』と言ったのも、本当は興味あるけど『私はあんな弱い人間じゃないし』という感情から出たんだと思いました」。

――やっぱり難しい役ですよね。

「そうですね。始まる前は、本当に自分にできるのか不安でした。でもやってみて、監督さんからいろいろ指示をいただいて、(未芙由役の)志田(未来)さんと2人きりのシーンは流れに乗せてもらって、表現できたように思います」。

――志田未来さんは、子役出身の女優さんから目標に挙げられることも多いですが、鈴遥さんもそんなふうに思ったり?

「はい。初めて共演させていただいたんですが、“何もしゃべってなくても表情だけで語れている”とすごく思いました。そこは本当に尊敬します。見習いたいです」。

――妊娠騒動のあとで、呼び方が「あんた」から「未芙由」に変わったのも自然に?

「『体のことを誰も心配してない』と言われて、初めて自分のことに気づいてくれたと感じて、『未芙由』と呼べるようになりました」。
 
うちは家族揃ってごはんを食べるので
門限の6時までには帰るようにします

――美緒は最初、妊娠したのを隠して中絶しようとしてました。そういう大ごとではなくても、親に言わずに1人で抱え込んでしまうようなことは、鈴遥さんにもあります?

「1日か2日は1人で抱えることもありますけど、『自分では解決できない』と思っちゃうので(笑)、お母さんではなくても周りの人に相談して助けてもらいます」。

――美緒は役者の卵の彼氏ではなく、知也に中絶同意書にサインしてもらってました。

「美緒にとって知也は頼り甲斐があって、高校が別々になっても会ってくれて自分のことをちゃんと見てくれていて、友だちとして好きなんじゃないかと思います」。

――でも彼氏は別にいるのに、知也が相手だと思われて巻き込まれたり、何だかかわいそうでした(笑)。

「そうですね(笑)。ただ、知也は美緒のことを名前ではなく『鹿島田』と呼んでいたり、美緒は友だちとして大好きでも、知也のほうはそこまでではない気がします」。

――美緒の台詞で「うちってヘンじゃん?」というのもありました。美緒さんも鹿島田家はヘンだと思います?

「ヘンですよね。私のうちはごはんを食べるときは必ず家族がみんな揃ってから『いただきます』と言って、少しの団らんを大切にしているんです。鹿島田家は全然揃わないし、朝ごはんは一緒に食べもしないので、そこはちょっと寂しいなと思います」。

――ああ・・・・。鈴遥さんのご家族は素敵だと思いますけど、いつもみんな揃って食事をしている家のほうが珍しいかも。

「本当ですか? どうなんだろう? うちでは小さい頃から、それは『必ずだよ』と言われてきました」。

――高校生になってもその習慣を続けるのは、窮屈には感じません?

「親に怒られたあとのごはんだと、ちょっと気まずい感じがありますけど、食べて話しているうちに仲直りもできるので、それはいいなと思います」。

――友だちと遊んでいて、家族と食事をするために早く帰るより「もっと遊んでいたい」となったりは?

「ないですね。お休みには友だちと朝から遊ぶことが多いので、夜遅くまでにはならないし、門限が6時なので、それまでには必ず帰ります」。

――高校生で門限が6時って、反発するパターンじゃないですか?

「そんなこと、全然思いません。門限が5時の友だちもいるので、遅いくらいかなって(笑)」。

――なるほど。ちなみにお母さんは「ウツボカズラの夢」での反抗的な鈴遥さんを見て、どうおっしゃってます?

「メイクが濃いので『新鮮だね』と毎回言われます。普段もメイクをしたいんですけど自分では全然できないので、違って見えるみたいです。あと、『顔が意地悪そう』と言われます(笑)」。

――地上波の連続ドラマのレギュラーだと、周りの反響も違いますか?

「放送が夜遅いんですけど、友だちも『観たよ』と言ってくれます。でも初めて観たときは私だと気づかなかったと、よく言われます。調べたら『出てたの?』って感じだったそうです」。

――それだけ、いつもの自分と違う役になり切っていたんじゃないですか?

「でも一番は、髪形とメイクのおかげだと思います」。

――もうクランクアップしたそうですが、高校生になって初めての夏休みの思い出はできました?

「はい。友だちのうちに行って勉強会をしました。勉強会と言っても、お菓子を持ってきてしゃべっちゃって、勉強に手を付けられないんですけど(笑)、楽しかったです」。

――お祭りに行ったり、海に行ったりは?

「海には家族と行きました。風が強くて結構寒くて、足だけ海に入って『冷たーい!』と言いながら、『青春してるな』と思いました(笑)」。

――秋の味覚では、何か好きなものはありますか?

「柿が好きです。毎年柿を食べて『秋だな』と感じます(笑)。学校がお弁当で、親に果物で必ず柿を入れてもらうようにしてます」。

――では最後に、美緒に「人生はなかなか思い通りにいかない」という高1らしからぬ台詞がありましたが、鈴遥さんの人生は今のところ、思い通りにいってる感じですか?

「女優をしていくうえで、演技力はまだまだだなと思います。表情で演じたつもりで、オンエアを観たら、イメージしたのと全然違ってたりするんです。今回も未芙由にスープを作ってもらって『おいしい?』と聞かれて『うん』と言ったシーンは、自分では笑ってるつもりだったんですけど、全然笑ってませんでした。そこは頑張って演技力を付けて、人生を充実させたいと思います」。

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6



(※https://hustlepress.co.jp/kawashima_20170911_interview/より)

 
 
りりかちゃん
もう高校生なんですよね。
 
早い・・・。 
 
 
そろそろ、
ヒット作に出逢ってほしいところ。
 
イメージ 2