*Zephyrs*

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『ツレがうつになりまして』第3話

第3話「春の予感」(終)

「生きている価値がない」と明(原田泰造)は屋上に立つ。
最後に典子(藤原紀香)へのお別れをと電話をすると

「夕ごはん、食べてくれる人がいないと困るからね」

と言われ、自殺を思いとどまる。

里子(風吹ジュン)も
「悲観的な言葉は川に流しなさい。そうすれば、気持ちもきっと楽になるから」と励ます。

一進一退を繰り返す日々の中で、典子は、「自分たちのことを漫画にしよう」と思い立つ。
「世の中のためになるなら・・・」と明も同意をするものの、内心穏やかではない。
典子は漫画を描くために明がつけていた日記を読み返し、明が以前にも自殺未遂をしていたことを知る。

2人にとって、本を出すことは、互いに痛みを伴うものであった。
そして、遂に『ツレうつ日誌』が発売された・・・。
心配をよそに、本は大きな反響を呼び、2人は講演会で話すことになる。
当日はいかにも明が寝込みそうな天候、「本を読んでくれた人への恩返しをしたい」という明。
自分の方が緊張で倒れそうな典子。

そして、
100人の観客の前に、頼りなさそうな2人が立った・・・。

(※番組公式HPより転載)

テーマはとて現代的なドラマ。

うつ病自体が、身近なものになっている今日。

だからこそ、肩の力を抜いたドラマを! とも望みたい。

テーマに忠実で、見ていた限り重さを感じる。

人によっては、見るのが辛いドラマであった気もします。


だからこそ。
このドラマには、もう少し軽やかさを意識して欲しかったとも思います。

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でも。

ラストの講演会。
時間をかけ、ゆっくりと丁寧に描く演出手法が素晴らしかったです。

このドラマの一番伝えたかった事が、
その約5分という時間に詰まっていた気がします。

脚本が森岡さんというだけあり、
お話の「見せ方」には、森岡節を感じましたが、このドラマにはそれがあっている気がしました。


最終回。
ガンちゃん(黒川芽以)の出番が少なかったのはちょっと残念ですが・・・

芽以ちゃんは、
良いドラマ、良い共演者に恵まれたのではないでしょうか。


(※画像は、「NHKドラマスタッフブログ」より転載)