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堀北真希、小説と違わぬ闇深さ

MSN産経ニュースの「[エンタメ]ニュース」に、
堀北真希ちゃんが登場。

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白夜行」雪穂役、堀北真希 小説と違わぬ闇深さ好演

東野圭吾(52)のベストセラー小説を映画化した『白夜行』(深川栄洋監督)が29日に公開される。

これまで、けなげで明るい役柄が多かった堀北真希(22)が、
美貌と策略で周囲を破滅させながら生きる女、雪穂を好演している。
(岡本耕治)
 ◇
昭和55年に起きた殺人事件。捜査は容疑者死亡で終了するが、
笹垣刑事(船越英一郎)は被害者の息子、亮司と、容疑者の娘、雪穂の存在が気にかかる。

やがて、成長する雪穂の周辺で奇妙な事件が頻発。笹垣は背後に亮司と雪穂の特別な関係を見る・・・。

高校時代に原作を読んで以来、強い思い入れを持っていた堀北は、
脚本の段階から積極的に自分の意見を述べたという。

「単純に『面白い』という物語じゃない。
見終わったときの印象が、小説と大きく違わない作品にしたかったんです。
そのためには、どのエピソードを残すべきか、ラストシーンをどこに持ってくるかなどについて、
深川監督たちと話し合いました」

悲惨な境遇にいた雪穂は、資産家の親戚(しんせき)に引き取られ、
良家の子弟が通う学校で華やかな生活を送る。

一方、亮司は世間から身を潜めるようにして、彼女を思いながら生きていく。


「雪穂は確かに亮司を好きだったと思う。
でも自分の人生を生きていく中で、“大切な存在”という思いが曲がってきた。
亮司の雪穂への愛情はまっすぐなものだったけれど…」

周囲で殺人やレイプ事件が頻発する中で、一心に社会的成功を目指す雪穂。
そのセリフは極端に少なく、胸中は観客に一切説明されない。
雪穂の抱える闇の深さを感じさせるような、堀北の謎めいた表情がいい。

「雪穂の気持ちは、最後まで私にも分からないままだった。
演じるのはすごく難しかったけれど、深川監督が『雪穂は誰にも理解できない』と言ってくれたので、
気持ちが楽になった。
無理に理解しようとしたら、ぐちゃぐちゃな演技になってしまったと思う」
 
雪穂は過去を振り切って生きていく。
だから、青年時代の亮司を演じた高良(こうら)健吾と堀北は、別々の撮影が多く、
ほとんど顔を合わせていない。

「雪穂を演じるときは、いつも亮司のことを胸に置いて演じていました。
完成した作品を見て、雪穂の華やかな世界とはまるで違うところで彼女を思って生きていた亮司の姿を見ることができた。自分にとって特別な作品。いつまでも残っていく映画になればいいなと思います」


(※http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110121/ent11012107300037-n1.htmより)


雪穂というキャラクターは、
すごく捉えにくい人間ですが・・・・



演じる真希ちゃんも、
深く考えての役だったようで。


“雪穂は誰にも理解できない”。
それが、ある意味この作品のすべてではないかと。



●映画『白夜行』は1月29日公開ッ!