*Zephyrs*

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日本中が、スタンディングオベーション♪♪

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4月5日公開。

うた魂

北海道のとある町。高校の合唱部に所属する荻野かすみ(夏帆)。
歌っている自分が大好きで、自分のルックスにも才能にも自信満々。

しかし、憧れの生徒会長・牧村純一(石黒英雄)に、歌っている時の顔を“産卵中の鮭みたい”と言われて自信喪失。
そんな彼女の前に、合唱をこよなく愛するヤンキーの権藤洋(ゴリ)が現れて……。

函館イルミナシオン映画祭第8回シナリオ大賞を受賞した脚本を映画化。

観終わったとき、
「唄いたい」と思う自分がいます。

『青い鳥』
『あなたに』

イロイロな曲が登場しますが、
この2曲は、特に印象に残ります。

「合唱」と「一人で唄う」の違い。
その違いに気付き、成長していく主人公。
「歌」と通じて、人の輪も広がっているような感じがします。



ストーリィも・・・
唄う自分が大好きな女の子の登場
  ↓
憧れの人からその「自分」を笑いの的にされ、唄う事に疑問を持つ。
  ↓
歌をこよなく愛する人と出会い、歌とは何かを考え直す。
  ↓
再び唄う決意をする。

単純に書くとこんな感じのシンプルなつくりになっていて、
最近の映画に多々みられる「マンネリ感」もまったくなく。
観ていて飽きません(ボクのように続けて5回も観ていくと、さすがに・・・ですが。)


お話の細部細部に、「部活」ということで、後輩や顧問との関わりを盛り込んだり、
学園モノらしくかすみの友情関係を描いたり、

シンプルであっても、けっして単純ではない。
というのが印象。


ただ・・・
北海道という設定だが、北海道に見えないのが残念。
(ロケ地をだいたい知っているのも原因のひとつ?)

“馬”や“ビニールハウス”で、それらしさは出しているが、
もう少し北海道らしさが欲しかった。。。



最後のコンクールシーン。
青柳レナ(岩田さゆり)のせりふ。
「何かに一生懸命になれるって、すばらしい」(的な?)

すごく、印象に残っています。
ヒール役でも、名言を残してくれるんですね。