映画『砂時計』。
ドラマ版と違い、原作に近いストーリィ。
その中で、原作を“120分”という時間に濃縮に詰め込んである感じです。
残念なのが、
「小学生での出会い」が描かれていないこと。
小学生で出会い。
中学生で思いを確かめ合い。
永遠を信じている高校生時代。
そして、別れ。
大人になって再開し、再び思いを確かめ合う。
この流れの中でこそ、
「過去が未来になる」を描けるんだと思うんですよね。
大悟の「ずっと一緒にいる」という約束は子供の純粋な思いで交わされた約束。
だから、ずっと大きな意味を持ってくる。
だからこそ。
ちょっと残念なところもありました。
でも、お話は好きです。
丁寧な画面演出や、しっかりとした心理描写も素晴らしいと思います。
舞台挨拶で監督が、「未来で、この作品を思い出してほしい」と言っていましたが、
きっとそうなりますね。
未来に生きる人たちのために。