*Zephyrs*

観に行く舞台、気になったニュースをまとめるだけ

路地裏の優しい猫・千秋楽

たびたび書いてきました。
岡本玲ちゃんが出演している舞台、『路地裏の優しい猫』。

昨日で、1週間に渡る全10公演が終了しました。

結果として、
初回・中日・千秋楽と3回観に行きましたが・・・

初回に関しては・・・
「金返せ!」
と言いたくなるくらいにグダグダな舞台になっていた。


ハルコ役の岡本玲ちゃんに関しては・・・
声量が少なければ、
動き・表情が硬いし、
全体的に焦りも出ていた。

そんな玲ちゃんにつられてか、アッシ役の相沢まきさん、栄治役の大内さんにも、
大きなミスがあった。

そんな初日を経て、



中日・・・。
大内さんに関しては、ノーミスどころか、相手のミスを回収する場面も見られましたし、
相沢さんは、完全に“役者”になっていた。

歌の場面でも、声のハリは増していました。

完全に、アッシになっていました。


しかし・・・
舞台には、まだ“岡本玲”が立っているだけで、
“ハルコ”がいなかった。

アッシ(相沢まきさん)と『The Rose』をデュエットする場面では、
初日に比べれば、声量も増し声が聞きとれるくらいにはなっていましたが、

やはり、
普通に聞いているだけでは、相沢さんの声しか聞こえない。

そして・・・
玲ちゃんは、暗転中に足音がうるさい!

舞台演劇において、
暗転中のうるささは、かなり致命的。

この日は、
あからさまなセリフミスも2回。

お昼の部も観ていた人の話では、
一方は、お昼と同じミスだとか。

同じミスを繰り返す・・・。
これは完全に致命的ですね。


岡本玲」は“女優”になる事ができるのか?
そんな疑問さえ、頭をよぎりましたよ。





そして・・・
千秋楽。


まずは舞台全体に関して言えば、
小ネタがかなりの増量を見せ、
(その分、時間は10分ほどオーバーしましたが)

笑所が、増しました。

マツナガがハイタッチを成功させたり、
マツナガ役の重松さんの親が見に来ているのを、そのままネタにしていたり、
「ニヒル」に対して、「アヒル」だけだったのが、「オヒル」が追加されていたり、
笛木さんに対して、Winkのネタがあったり、
相沢さんが『ごきげんよう』に出演した際のエピソードがネタにされていたり、

どれも、打ち合わせはしていなかったらしい雰囲気があり、
完全なアドリブ合戦になっていました。

千秋楽。
一番お得な回でした☆


さてさて。
玲ちゃんに関してでは・・・

まだまだ未熟な部分は感じましたが、
ようやく、「女優」としての兆しが見えてきました。

『憐―Ren―』や『赤い糸』での酷い演技に比べれば、
ようやく、まともに“演技”ができるようになった感じですね。

千秋楽。
一部は「岡本玲」でしたが、たしかに「ハルコ」がいました。

玲ちゃん自身が、この『路地裏の優しい猫』に出演し、
森岡さんに鍛えられたことによって、

「女優」へ道が始まった感じですね。

ただ・・・
縄跳びのシーンでの、体力の無さ(一人だけバテてますし)
歌のシーンでの、声量の少なさ(基礎練不足もありますね)

まだまだ甘い部分が多かったですね。

玲ちゃん・・・
60点くらいでしょうかね。








去年に比べ、
脚本・演出は確実にパワーアップしていましたが・・・

キャストに関してはパワーダウンですね。

エイジ役の大内厚雄さん、
カヨコ役の街田しおんさんなど、去年と同じメンバーは確実にパワーアップしていますが・・・

ハルコ
昨年(黒川芽以) ≫ 今年(岡本玲)

アッシ
去年(宮地真緒) ≧ 今年(相沢まき)
(アッシは・・・歌のみなら相沢さんですね)

ヒロコ
去年(村井美樹) > 今年(笛木優子)

フブキ
去年(長澤奈央) > 今年(春日井静奈)

シャボン
去年(朝倉えりか) > 今年(西田麻衣)


・・・。
全体的に、去年の方が良かったという感じに溢れています。

演出面でのカバーはありましたが・・・
去年が、如何に良いメンバーだったのかと思います。




そうそう・・・
3日に観に来ていた鈴木かすみちゃん。

出待ち等のアトに、知り合いと「出ていれば面白かったのに」と話していました。
かすみちゃんのイメージなら・・・フブキかな(笑)







さてさて。
千秋楽であっても、好例(?)の出待ち。

岡本玲ちゃんには、この日もサイン待ちの列が・・・!?
完全に、「サイン会」状態。

終演後で疲れているにもかかわらず、一人一人に丁寧に対応していました。

この対応は素晴らしいですね。

そして・・・
全員のサインが終わり、
最後に、一人がお花を渡し「お疲れ様でした」と、
その場のメンバーで拍手してお見送り。

最高の雰囲気を演出したのですが・・・







イロイロあり、
ちょっと不完全状態での完結でした。



手締めまでは最高の演出だったのですが・・・
最終的にはちょっと後味の悪い印象になってしました。



玲ちゃん。
しばらくは、イベントも無しになりそうですね。










どちらにせよ。

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森岡さん、
裏を支えたシードリングメンバー、スタッフの方々、
大内さん、玲ちゃんをはじめとするCASTの皆さん、

10公演、お疲れ様でした!!!!

(※画像は、「森岡利行監督日誌」より転載)