――恋に性別なんてあるの?
同性愛を描いた映画。
大変ですよね。きっと。
「同性愛者の心」という、普段は考えないこと。
役を自分のものにするのも大変だったような気がします。
「同性愛者の心」という、普段は考えないこと。
役を自分のものにするのも大変だったような気がします。
しかし、
みんなみんな、文字通り「体当たり」的に、この作品に向かっていたような雰囲気を感じます。
みんなみんな、文字通り「体当たり」的に、この作品に向かっていたような雰囲気を感じます。
清水美那:「監督を殺してやりたいとさえ思いました…」(インタビューより)
失恋で酔っぱらった夏子と介助する健太(河合龍之介)が、路上でキスをするシーンがあります。
ゲリラ撮影(道路規制無し)だそうです。
撮影の場所は原宿で、時間は19時過ぎくらいだったとか。。。
撮影の場所は原宿で、時間は19時過ぎくらいだったとか。。。
カメラやスタッフは全員ビルなどに隠れ、
本物の通行人たちで溢れる中で撮影。
本物の通行人たちで溢れる中で撮影。
ヒートアップしていく清水さんの酔った芝居。
一般人数十人の視線が注がれる中、戸惑ってしまう当時新人俳優の河合龍之介さん。
一般人数十人の視線が注がれる中、戸惑ってしまう当時新人俳優の河合龍之介さん。
完成した映像では、挙動不審な目と表情が、素晴らしかったです。
(リアルな演技を引き出すためのゲリラ??)
(リアルな演技を引き出すためのゲリラ??)
なんでも、通行人のオッサンが夏子と助け起こしてしまうというNGもあったらしいです。
河合さんは、凄く思い出に残るシーンになったそうです。
インタビューで監督は、、、
「あれは、エキストラ雇うお金がなかったから。通行人って、いっぱい必要じゃない。
だからゲリラにしただけ。いやー、ただの通行人っていいいよね。ハハハ・・・」
と言っております。
「あれは、エキストラ雇うお金がなかったから。通行人って、いっぱい必要じゃない。
だからゲリラにしただけ。いやー、ただの通行人っていいいよね。ハハハ・・・」
と言っております。
・・・。
撮影エピソード、読んでいると面白かったです。
(他人の不幸はなんとやら。)
(他人の不幸はなんとやら。)
さてさて。
素敵な恋愛映画だと思いました。
素敵な恋愛映画だと思いました。
コピーの通り、「愛する気持ちは、相手が異性でも同性でも変わらない」と教えてくれた気がします。
――誰かを好きな気持ちは、みんな同じ!
強く心に残ったのが、カナのセリフ。
夏子が言った、「お母さん、幸せそうだったね」という言葉に対し、
夏子が言った、「お母さん、幸せそうだったね」という言葉に対し、
「幸せ」、「幸福」、「しあわせ」、「シアワセ」
書き方を変えただけでも、印象が大きく変わってくる。
書き方を変えただけでも、印象が大きく変わってくる。
よく、人に対し「シアワセになって欲しい」と言うことがあると思う。
しかし、その「シアワセ」とは何なのか。
しかし、その「シアワセ」とは何なのか。
今、自分は幸福なのか。
わからない。
幸福は、自分で“感じる”もの。
理屈なってない。
理屈なってない。
他人にどう思われようと、
客観的にどう見えようと、
自分で幸福と感じれば幸福だし、不幸だと思っていれば不幸なのである。
客観的にどう見えようと、
自分で幸福と感じれば幸福だし、不幸だと思っていれば不幸なのである。
自分なりの「幸福の定義」を思わされました。
このセリフ。
「幸せ」について、イロイロと考えさせられますよ。
「幸せ」について、イロイロと考えさせられますよ。
マイナーな映画ではありますが、
多くの人に観てもらいたいです。
多くの人に観てもらいたいです。