榮倉奈々、いじめに「負けない！」

女優の榮倉奈々が19日、都内で行われた主演ドラマ『泣かないと決めた日』（フジテレビ系）の制作発表に共演者の藤木直人、要潤らと共に出席した。“大人の職場でのいじめ”をテーマに、いじめられ役・角田美樹を熱演する榮倉は「美樹ちゃんは辛いことがあってもやめない。私も（同じ境遇でも）やめる選択肢はないと思う。他に楽しいことを探したり、味方になってくれる人を探すかな」と役柄同様の根気強さをアピールした。

　同ドラマは、大手商社を舞台に、新人社員・美樹が壮絶な社内いじめに立ち向かっていくオリジナル作。「“いじめられている”真っ最中」という榮倉は、「はい上がっていく女性（の強さ）を演じることができれば」と作品で伝えたいメッセージを語る。榮倉の上司役を演じる木村佳乃も「これは社会派ドラマ。決していじめを助長することはないです。辛らつなセリフが飛び交うシーンが多いので、誰かが噛んでNG出すと笑いがあって楽しいです」とシリアスな内容とは裏腹の、アットホームな現場の雰囲気を紹介した。

　時には過激ないじめのシーンがあり、榮倉も「男性から暴力を受けるシーンがあるんですけど、それは本当に恐いですね」と戦々恐々といった様子。藤木は「これをきっかけに考えてくれれば。社会人のいじめって想像つかないところがあったけど、シリアスなものになってます」と、現代社会に潜む問題への関心を呼びかけていた。

　自身の新人時代について聞かれた要は「仮面ライダーでデビューしたとき、最初は『はいっ！』っていう1カットだったんですけど20テイクもやらされて」というエピソードを披露。そして、「それが僕の『泣かないと決めた日』でした」とタイトルと絡めた嘆き節で締めてみせ、笑いを誘っていた。

　会見にはそのほか、杏、片瀬那奈、紺野まひる、段田安則が出席。ドラマ『泣かないと決めた日』は1月26日（火）後9時より放送開始。初回のみ15分拡大。